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弥勒の掌

やられた。
流石は安孫子武丸。
やりおるわい。


注)以下はそれがネタバレになるの?!ってくらいのネタバレです。



これは久々にあとがき(っつーか解説)から読んじゃイケない部類かも分からんね(古
読んでも大丈夫だけど。

なんか『0の殺人』とか『殺戮にいたる病』に似た有り得なさがある。
やられる。

ホントやられる。

驚天動地の結末って裏表紙書いてあるけど。いやぁその通り。

ところで僕の驚天動地と言えば、「裏表紙」を最近まで「背表紙」と思ってた事なんですが。何か?
つかマジみんな知ってんのか?
日本語って難しいから、絶対間違って覚えてる筈。色々。
この「難しい」だって本来「むつかしい」から来てるから「むづかしい」で一発変換出来ねーとおかしいのに。
出来ないし。
つか変換自体出来ないし。間違ってるよ世の中

少しずつとかの「ずつ」もね。
「づつ」なのか「ずつ」なのかハッキリしなさい!どっちなの!
ねぇどっちなの?!

世の中間違いだらけです。


で、兎に角「弥勒の掌」良い。秀逸。最高。わぉー。
本格ミステリじゃないだけに騙されます。

ちゃんと疑って読み掛かれば、きっと騙されなかったであろう事が余計心地よい悔しさ。

猜疑心の塊の様な人は、読んでも面白くないかも知れません。
純粋無垢で素直な良い子はサクっと騙されます。

どうぞ。
この本を手に取り、自分が一体どんな人生を歩んできたのか
是非、振り返ってみて下さい。

自分が如何な人間だったかを、改めて知る。
そんな本です。南無。
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