攻殻機動隊SS 2つの誤算 02
内容:メスゴリラ少佐VSショタチンポです
「お姉さん」
チャイが背後で囁く。
びくりとして(しかし身体は微塵にも動かさなかったが)素子は、妄想から現実に引き戻された。
「なぁに?」
時間を確認する。
まだベッドに入ってから5分も過ぎていない。
素子は思わず吹き出してしまいそうになった。その間に(過去の記憶で)何度セックスをしたのだろう。
身体には何の影響も無い。全ては過去の出来事であり、更にはインナスペースの振り返りなのだ。アドレナリンやエンドルフィンなどの分泌も制限してある。
「全身義体ってさぁ……セックス出来んの?」
チャイが子供じみた疑問を投げかける。
やはり子供なのだ。
先ほど見た彼の逞しいものは……しかし如何に優れた武器も、それを扱う技師が未熟では何の役にも立たない。
それどころか、女を泣かす武器になる事すらも、チャイはまだ、解っていないかも知れない。
「試してみる?」
チャイに向き直り、その過程で自然にシーツを引っ張り、自分の上半身が露出させ、チャイの視線とその表情を確認しながら、挑発的に言ってみる。
内心、年端も行かない子供をいたぶっている感覚がサディズムな興奮を生んでいると自覚する。
「やめとく」
少し挑発が過ぎたのか、ギリギリのラインを読み違えたか、チャイは諦め、拗ねたようにワタシに背を向けた。
「……ふふ」
それを可愛らしいと思い、また少し残念だとさえ思えるのもまた、素子にとって興味深い心情であった。
01 続く⇒03 04 05
「お姉さん」
チャイが背後で囁く。
びくりとして(しかし身体は微塵にも動かさなかったが)素子は、妄想から現実に引き戻された。
「なぁに?」
時間を確認する。
まだベッドに入ってから5分も過ぎていない。
素子は思わず吹き出してしまいそうになった。その間に(過去の記憶で)何度セックスをしたのだろう。
身体には何の影響も無い。全ては過去の出来事であり、更にはインナスペースの振り返りなのだ。アドレナリンやエンドルフィンなどの分泌も制限してある。
「全身義体ってさぁ……セックス出来んの?」
チャイが子供じみた疑問を投げかける。
やはり子供なのだ。
先ほど見た彼の逞しいものは……しかし如何に優れた武器も、それを扱う技師が未熟では何の役にも立たない。
それどころか、女を泣かす武器になる事すらも、チャイはまだ、解っていないかも知れない。
「試してみる?」
チャイに向き直り、その過程で自然にシーツを引っ張り、自分の上半身が露出させ、チャイの視線とその表情を確認しながら、挑発的に言ってみる。
内心、年端も行かない子供をいたぶっている感覚がサディズムな興奮を生んでいると自覚する。
「やめとく」
少し挑発が過ぎたのか、ギリギリのラインを読み違えたか、チャイは諦め、拗ねたようにワタシに背を向けた。
「……ふふ」
それを可愛らしいと思い、また少し残念だとさえ思えるのもまた、素子にとって興味深い心情であった。
01 続く⇒03 04 05